AIスクールおすすめ6選を比較|種類別の選び方と注意点を現役経営者が解説

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株式会社ポテパン代表取締役社長|宮﨑大地

2014年に株式会社ポテパンを設立。複数の人材系やSaaS事業を立ち上げバイアウトまで経験。8000名のITフリーランスが利用する案件エージェント「ポテパンフリーランス」と2500名以上が受講している実践的ITスクール「ポテパンキャンプ」をリリース。日々インプットした最新情報をまとめています。

AIスクールとは?AIの活用法が体系的に学べるスクール

AIスクールとは、ChatGPTをはじめとするAIツールのビジネス活用スキルを体系的に学べるスクールです。
独学では「何から手をつけていいかわからない」「断片的な情報しか得られない」といった壁にぶつかりがちですが、AIスクールでは専門家が設計したカリキュラムに沿って、基礎から実践まで効率的にスキルを習得できます。

総務省の情報通信白書によると、日本国内の生成AI活用率は9.1%にとどまり、中国(56.3%)やアメリカ(46.3%)と比べて大きく後れを取っています。
裏を返せば、今AIスキルを身につけることで周囲と大きな差をつけられるタイミングでもあります。

ただし、AIスクールと一口に言っても種類はさまざまです。
この記事では、渋谷でIT教育事業を12年運営し、年間500名以上のエンジニアを育成、2,500社以上のIT人材採用を支援してきた筆者が、AIスクールの種類や選び方、おすすめスクールまで徹底的に解説します。

AIスクールの種類は大きく分けて2つ

AIスクールは大きく「生成AI系スクール」と「ビジネス系AIスクール」の2種類に分けられます。
自分の目的に合ったタイプを選ぶことが、スクール選びで失敗しないための第一歩です。

生成AI系スクール|AIの基本的な使い方を学ぶ

生成AI系スクールは、ChatGPTなどの生成AIツールの基本操作やプロンプトエンジニアリングを学ぶスクールです。
「そもそもAIの使い方がわからない」「触ってみたけど上手く活用できない」という初心者の方に向いています。

具体的には、効果的なプロンプトの書き方、文章生成や画像生成の基礎、議事録の自動作成といった内容を学べるスクールが多いです。
短期間(数週間〜1ヶ月程度)で受講できるコースが中心で、料金も比較的手頃なものが多い傾向にあります。

ただし注意点として、生成AI系スクールで学べるのはあくまで「AIツールの使い方」です。
ツールの操作方法を覚えただけでは、実際のビジネスで成果を出すのは難しいのが現実です。

ビジネス系AIスクール|実務に即したスキルが身につく

ビジネス系AIスクールは、AIの使い方だけでなく、実際の業務やビジネスにどう活かすかまでを一貫して学べるスクールです。
マーケティング、事業立案、業務効率化、システム開発など、実務と直結したカリキュラムが組まれています。

「AIを使って売上を伸ばしたい」「コストを削減したい」「自分で事業を作りたい」といった、明確なビジネス目標がある方にはこちらが向いています。
受講期間はやや長めになりますが、卒業後にすぐ実務で成果を出せる実践力が身につきます。

おすすめのAIスクール比較

ここからは、目的別におすすめのAIスクールを紹介します。
料金や学べる内容、特徴を比較しながら、自分に合ったスクールを見つけてください。

スクール名 タイプ 料金(税込) 特徴
ポテパンキャンプ ビジネスAI ビジネス系 88,000円 開発・マーケ・事業立案・業務効率化を一貫して学べる
松尾研究室 公開講座 アカデミック系 55,000円 東大発の本格AI講座。第一人者のスピーチが聞ける
DMM 生成AI CAMP 生成AI系 コースにより異なる プロンプトエンジニアリングを基礎から学べる
SHIFT AI コミュニティ型 コースにより異なる 会員2万人超のAI学習コミュニティ
侍エンジニア 生成AI系 コースにより異なる マンツーマン指導で副業スキルを習得
キカガク アカデミック系 コースにより異なる 15万人以上の育成実績。Microsoft社と提携

ポテパンキャンプ ビジネスAI|事業成長に直結するAI活用が学べる

ポテパンキャンプ ビジネスAIは、プロダクト作りを通してAI活用を総合的に学べるビジネス系AIスクールです。
開発、マーケティング、事業立案、業務効率化のすべてを一つのコースで学べるのが最大の特徴で、「AIの使い方」だけでなく「AIで事業を伸ばす力」が身につきます。

運営元の株式会社ポテパンは、渋谷に拠点を構えるIT教育企業で、IT研修の実績は10年以上。
10,000名以上の登録ユーザーを抱えるIT人材事業を運営し、2,500社以上の企業のIT人材採用を支援してきた実績があります。
この長年の現場経験から蓄積された最新のノウハウが、カリキュラムにそのまま反映されています。

  • 現役経営者から直接フィードバックがもらえる教科書的な知識ではなく、実際にAIを活用して事業を立て直した経営者から直接指導を受けられます。
    「AIで月々の固定コストを削減」「広告運用コストを月20万円削減」「80万円分の開発費用を0円に」といった実例をベースにした実践的なフィードバックが得られます。
  • 自分で事業を作って伸ばせるレベルのスキルが身につくAIの基本的な使い方はもちろん、AIを活用したコスト削減、新規事業の推進、SEOを活用した記事制作、広告効果の高い画像・動画の作り方、さらにはAIを活用したシステム開発まで網羅的に学べます。
    単なるツールの操作方法ではなく、事業を成長させるための実践力が身につくカリキュラムです。
  • 受講生コミュニティで事業の悩みを相談できる毎週水曜夜に開催される定例会では、チーム制の課題提出やAI活用の情報共有、事業の悩み相談ができます。
    事業成長を目指すメンバーとのつながりや情報交換は、学び以上の価値があります。

松尾研究室 公開講座|日本トップクラスのAI研究者から学ぶ

東京大学の松尾・岩澤研究室が運営する公開講座は、日本のAI教育を牽引する存在です。
AI研究の第一人者である松尾豊教授の監修のもと、年間30講座以上を提供し、累計受講者は7.5万人を超えています。

GCI(グローバル消費インテリジェンス寄附講座)ではデータサイエンスの基礎からビジネス課題の解決力まで学べるほか、AI Business Insightsでは各業界の第一人者によるケーススタディを通じてAI経営の最前線を学べます。
学生向け講座は無料で受講可能で、社会人向けのAI Business Insightsや発注力講座は55,000円(税込)で受講できます。

著名な経営者や研究者のスピーチが聞ける点が大きな魅力ですが、ビジネスの実践よりもアカデミックな学びが中心となります。
「AIの理論や最新研究をしっかり理解したい」「アカデミックな知見をベースにキャリアを築きたい」という方に向いています。

DMM 生成AI CAMP|プロンプトエンジニアリングの基礎を短期で学ぶ

DMM 生成AI CAMPは、ChatGPTなどの生成AIを業務で活用するための基礎スキルを短期間で学べるオンラインスクールです。
生成AIスクールの受講者数で国内No.1を獲得した実績があります。

コースは大きく「プロンプトエンジニアリング系」と「生成AIエンジニア系」の2つに分かれています。

コース 料金(税込) 学習内容
基礎マスターコース 88,000円〜 プロンプトエンジニアリングの基礎を網羅的に学習
マーケティングコース 88,000円〜 AI×マーケティングの実践スキル
営業コース 88,000円〜 営業プロセスにおけるAI活用法
生成AIエンジニアコース 110,000円〜 Python・API・RAGなど本格的な開発スキル
Difyマスターコース 110,000円〜 ノーコードでのAIアプリ開発

 

メンターによるフィードバックが回数無制限で受けられる点や、リスキリング補助金を活用すれば最大70%の費用還元が受けられる点は大きなメリットです。
ただし、学べる内容はプロンプトの書き方やAIツールの操作が中心のため、ビジネス全体を俯瞰した活用力を身につけたい方には物足りなく感じる可能性があります。

SHIFT AI|コミュニティ型のAI学習プラットフォーム

SHIFT AIは、会員数2万人を超える国内最大級のAI活用コミュニティです。
スクールというよりも「学び合いの場」に近く、800本以上の動画講座やほぼ毎日開催されるウェビナーを通じて、最新のAI情報をキャッチアップできます。

料金は月額21,780円(税込)の月払いプランと、547,800円(税込)の買い切りプランの2種類です。
副業やキャリアアップを目指す方が多く、コミュニティ内での交流や情報交換が活発な点が特徴です。

ただし、体系的なカリキュラムに沿って学ぶ形式ではないため、自律的に学習を進められる方に向いています。
また、入会にはまず無料のオンライン説明会(セミナー)への参加が必要です。
料金の詳細がWebサイト上に明示されていない点は、検討する際に注意が必要です。

侍エンジニア|マンツーマン指導で生成AIスキルを習得

侍エンジニアは、マンツーマン指導に定評のあるプログラミングスクールで、生成AI関連のコースも提供しています。
副業スタートコースでは、生成AIを活用した収益化スキルの習得を目指せます。

給付金を利用すれば受講料の負担を軽減でき、分割払いにも対応しています。
一人ひとりに専属の講師がつくため、自分のペースで学習を進められる点がメリットです。

キカガク|実績豊富なAI人材育成スクール

キカガクは、1,000社以上・15万人以上のAI人材育成実績を誇るスクールです。
Microsoft社との提携によりAI活用に関する豊富な知見を持ち、JAPAN e-Learning Awardsを2度受賞するなど、学びの質の高さが第三者からも評価されています。

生成AIビジネス実践コースやデータサイエンス人材育成コースなどが補助金の対象となっており、費用を抑えて受講できる可能性があります。
未経験からでも安心して学べるサポート体制が整っている点も魅力です。

AIスクールを選ぶ時の注意点

AIスクールは数多く存在しますが、中には注意すべきスクールもあります。
筆者がIT教育業界で12年間事業を運営してきた経験から、失敗しないための注意点をお伝えします。

基本的なAIの使い方しか学べないのに高額なスクールがある

AIスクールの中には、ChatGPTの基本的な操作方法やプロンプトの書き方を教えるだけで、数十万円の受講料を請求するスクールが存在します。
こうした内容はYouTubeや無料教材でも十分に学べるレベルであり、わざわざ高額を払う必要はありません。

スクールを選ぶ際は、「AIツールの操作方法」だけでなく「AIをビジネスにどう活かすか」まで踏み込んだカリキュラムかどうかを確認しましょう。
具体的には、受講後にどんな成果が出せるのか、実践的な課題やプロジェクトが含まれているかをチェックすることが重要です。

ページに金額の表示がないスクールは注意

料金がWebサイトに明示されていないスクールには注意が必要です。
「無料相談でのみ金額を案内」「説明会に参加しないと料金がわからない」というケースは、想定以上の高額プランを提示される可能性があります。

誠実なスクールであれば、料金体系をWebサイト上でオープンに公開しています。
金額を事前に把握できないスクールは、検討段階で慎重に判断しましょう。

「実務で成果が出るか」を基準に選ぶ

AIスクール選びで最も重要なのは、受講後に実務で具体的な成果を出せるかどうかです。
スクールのWebサイトに掲載されている受講生の声や成果事例をよく確認し、「受講前と受講後でどう変わったのか」が明確に示されているかをチェックしてください。

また、講師の実務経験も重要なポイントです。
実際にAIをビジネスで活用して成果を出した経験のある講師がいるスクールを選ぶことで、机上の空論ではない実践的なスキルが身につきます。

補助金・給付金が使えるかを確認する

AIスクールの中には、リスキリング補助金や教育訓練給付金の対象講座に認定されているスクールがあります。
これらの制度を活用すれば、受講料の50%〜最大70%が還元される場合もあり、費用負担を大幅に軽減できます。

補助金の対象かどうかはスクールによって異なるため、申し込み前に必ず確認しましょう。
申請には一定の条件や手続きが必要ですが、対象であれば活用しない手はありません。

目的別のAIスクールの選び方

最後に、目的別のAIスクールの選び方をまとめます。
自分がどのタイプに当てはまるかを確認して、最適なスクールを選んでください。

  • AIを使って事業を成長させたい方開発・マーケティング・事業立案まで一貫して学べるビジネス系AIスクールがおすすめです。
    経営者やフリーランスの方には、ポテパンキャンプ ビジネスAIのように現役経営者から直接フィードバックを受けられるスクールが向いています。
  • まずはAIの基礎を短期間で学びたい方プロンプトエンジニアリングの基礎から学べるDMM 生成AI CAMPのような生成AI系スクールが適しています。
    数週間〜1ヶ月の短期間で、日常業務に活かせるレベルのAIスキルが身につきます。
  • AI技術を深く理解したい方松尾研究室の公開講座やキカガクのように、アカデミックな基盤がしっかりしたスクールが向いています。
    データサイエンスや機械学習の理論から学びたい方、AIエンジニアを目指す方におすすめです。
  • コミュニティで学び合いたい方SHIFT AIのようなコミュニティ型のプラットフォームであれば、同じ目標を持つ仲間と情報交換しながら学べます。
    自律的に学習を進められる方に向いています。

まとめ

AIスクールを選ぶ際に最も大切なのは、「学んだ先にどんな成果が出せるか」を見極めることです。
AIの基本的な使い方を覚えるだけなら独学でも可能ですが、AIを使って事業を成長させたり、キャリアを大きく変えたりするには、実践的なカリキュラムと経験豊富な講師の存在が不可欠です。

興味のあるスクールが見つかったら、まずは無料カウンセリングや説明会に参加してみることをおすすめします。
実際に話を聞いてみることで、自分に合ったスクールかどうかの判断がしやすくなります。

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