【2025年最新版】未経験OKのエンジニア求人まとめ|選び方と準備方法も解説

SPEAKER

株式会社ポテパン代表取締役社長|宮﨑大地
IT教育事業「ポテパンキャンプ」代表。未経験からエンジニアを目指す若者の支援に特化したプログラミングスクールを運営し、これまでに数千人以上のキャリア転換を成功に導く。現場で求められる実践力にこだわり、受講生一人ひとりの成長を後押しする教育設計と、確かな就職支援が高く評価されている。現在もキャリアアドバイザーと企業の採用支援を行っており、エンジニアと現場の橋渡し役として活動中。
「未経験だけどエンジニアになりたい!」 20代で社会人経験はあるものの、ITエンジニアとしての実務経験がない方にとって、エンジニア転職は不安がつきものですよね。実は2025年現在、IT業界は慢性的な人材不足により未経験者を歓迎する求人が増えており、今がチャンスと言えます。本記事では、未経験OKのエンジニア求人が増えている理由や求人の選び方、具体的な求人企業の例、そしてエンジニア職種ごとの適性や必要スキル、さらに応募前の準備ポイントやポートフォリオ作成法まで網羅的に解説します。最後によくある質問や不安の解消も取り上げますので、ぜひ転職活動の参考にしてください。
未経験でもエンジニア就職できる3つの理由
「本当に未経験からエンジニアになれるの?」と疑問に思う方のために、まずは未経験OK求人が増えている背景を押さえておきましょう。
IT人材不足が深刻化しているため
IT業界は深刻な人手不足が続いており、経済産業省の推計でも「2030年までに最大で約40万~80万人のIT人材が不足する懸念」があると報告されています。実際、ITエンジニア職の求人倍率は7倍超と他業種より圧倒的に高く、人材需要の高さがデータにも表れています。このため、未経験者でも採用したい企業が増えているのです。
企業が「ポテンシャル採用」を拡大しているため
多くの企業では経験年数だけで判断せず、コミュニケーション能力や意欲といったソフトスキルを重視して未経験人材を採用する動きが広がっています。ある調査では、採用担当者の約半数が実務未経験エンジニアを採用しており、「知識があれば実務はキャッチアップ可能」「熱意がある若手なら育成したい」といった理由を挙げています。実際20代で意欲や吸収力の高い人材は、将来的に自社に大きな価値をもたらす可能性があるため、未経験でも若手を積極採用する企業が増えているのです。
未経験歓迎の求人自体が年々増加しているため
前述の背景から、「未経験歓迎」条件のエンジニア求人は年々右肩上がりに増えています。大手転職サービスdodaの統計によれば、2021年から2023年にかけて「職種未経験歓迎」のITエンジニア求人は約3倍に増加しています。企業側の受け入れ体制が整い始めているため、「未経験でも応募可能な求人はたくさんある」といえる状況です
未経験歓迎求人の増加傾向: doda掲載のITエンジニア職「職種未経験歓迎」求人件数は、2021年1月を1とした場合2023年には約3.0倍に伸びています。IT業界全体で未経験者受け入れの間口が広がっていることがわかります。
こうした理由から、未経験からエンジニアを目指すことは十分可能です。重要なのは「本気で学ぶ覚悟」と「適切な準備」をすること。次章から、具体的に求人の選び方や必要なスキル、準備方法を見ていきましょう。
未経験OKエンジニア求人の選び方:失敗しないポイント
未経験歓迎の求人にも様々な種類があります。闇雲に応募するのではなく、自分に合った良質な求人を見極めることが大切です。以下に未経験OK求人を選ぶ際のポイントをまとめました。
研修・サポート体制をチェック
求人票に「研修制度あり」「OJTあり」「メンター制度あり」などの記載がある企業は、未経験者育成に前向きです。例えばアルサーガパートナーズでは未経験入社者に対し入社直後から実務に参加させつつ先輩がフォローするOJT体制を敷いています。研修やフォロー体制が整っている会社を選ぶと安心です。
過去の未経験入社事例を確認
企業の採用ページやブログで、未経験から入社した社員の声や実績が紹介されていれば要チェックです。GMOメディアはポテパンキャンプ卒業生を含む未経験転職者を積極採用しており、実際に前職からジョブチェンジした人が短期間で前職の給与を上回ったり、シニアエンジニアに昇格した例もあります。このように未経験入社者が活躍・成長している実績がある企業は信頼できます。
自分の興味に合う分野か
一口にエンジニアと言っても、Web開発、モバイルアプリ、インフラ、データ分析など分野は多岐にわたります。興味のある領域の求人を選ぶことで、入社後のモチベーション維持にもつながります。また興味分野であれば、入社前の自己学習も進めやすいでしょう。例えば「Webサービスに興味があるならWeb系企業」「スマホアプリが好きならモバイル開発企業」といった具合にマッチングさせます。
企業規模と成長フェーズ
大企業よりもベンチャーや成長企業の方が未経験採用に積極的な傾向があります。社内に若手を育てる余裕があるかや組織風土もポイントです。例えばVitalizeのように社員の6~7割を未経験エンジニアから採用している企業では、人材育成ノウハウが蓄積されており安心です。逆に全社員が即戦力ばかりの企業だと未経験で飛び込むのは難易度が高くなります。
求人サービスやエージェントの活用
未経験歓迎の求人に強い転職サイトやエージェントを活用するのも賢い方法です。例えばIT転職エージェントのワークポートでは「未経験OK求人特集」を掲載しており、プロのキャリアコンシェルジュがサポートしてくれるので安心です。また、プログラミングスクール経由の求人紹介も近年盛んです。次章で紹介するポテパンキャンプU29のように、スクールが提携企業への推薦や選考サポートをしてくれるケースもあります。
こうしたポイントを意識しながら求人を選ぶことで、「未経験歓迎」とはいえ自分に合った最適な職場を見つけやすくなります。続いて、具体的に未経験者を積極採用している注目企業の求人例を見てみましょう。
未経験OKエンジニア求人例:注目企業3選
未経験からエンジニアを目指すなら、「どんな企業が実際に未経験者を採用しているのか?」は気になりますよね。ここでは未経験歓迎でエンジニアを募集している注目企業として、GMOメディア、アルサーガパートナーズ、株式会社Vitalizeの3社を紹介します。それぞれ未経験者に門戸を開いている理由や特徴を見ていきましょう。
GMOメディア株式会社 – ポテンシャル重視でキャリアチェンジを支援
GMOメディアは東証プライム上場企業GMOインターネットグループの一員で、主にBtoC向けのWebサービス事業を展開しています。大企業グループに属しつつも、新規サービス開発に積極的でエンジニア主導の社風が特徴です。特に第二新卒や異業種からエンジニア職へのジョブチェンジ人材を積極採用しており、ポテンシャル重視の採用方針を打ち出しています。
未経験入社のエンジニアは、横断組織である「サービス開発部」に所属し各プロダクトチームに配属されます。ポテパンキャンプ経由で入社した新人も実際にこの部署に配属され、同社が運営する学習メディアサービスの開発チームで活躍しています。GMOメディアが未経験人材に期待するのは「覚悟」と「成長意欲」です。異なる職種や分野へ挑戦するには相当の覚悟が必要ですが、だからこそ強い意志を持った人材が多いという点を評価しているとのこと。
また、入社後のエンジニア育成制度も整っています。明確な評価制度とキャリアパスが用意されており、スタッフ→シニア→リーダーへとステップアップする道筋が示されています。スキルレベルも細かく定義され、習熟度に応じて給与も上がる仕組みです。実際、未経験で中途入社した社員が短期間で前職の給与を超えたり、シニアエンジニアやリーダーに昇格した例もあるといいます。未経験からでも努力次第でハイキャリアを目指せる環境が整っているのは大きな魅力でしょう。
人事担当者のコメントによれば、同社が採用したポテパンキャンプ卒業生について「開発に真摯に取り組む姿勢と誠実な人柄が感じられ、高く評価した」とのことです。真面目にコツコツ学び成果を出すタイプの未経験者にとって、GMOメディアは力を発揮しやすい職場と言えるでしょう。
アルサーガパートナーズ株式会社 – 急成長DX企業で育成ノウハウ蓄積
アルサーガパートナーズは2016年創業、社員数400名近くに成長したDX支援の急成長企業です。本社は東京渋谷にあり、九州にも開発拠点を構えるなど全国展開しています。顧客企業のデジタルシフトをワンストップで支援する事業を主軸としており、コンサルから開発・運用まで一貫して行える総合力が強みです。社長自身がエンジニア出身であるため、「エンジニアが成長しやすい環境づくり」に特に力を入れている点も特徴です。
アルサーガパートナーズは2022年末頃から本格的に未経験エンジニア採用(ポテンシャル採用)に注力し始めました。それに伴い、エンジニア社員も採用活動に協力する体制を整え、プログラミングスクールとも提携して新人を受け入れています。実際、2022年12月時点では未経験エンジニア社員は1名だけでしたが、約1年後の現在は8名程度にまで増加しています。このように組織として未経験者を多数育成していくノウハウを蓄積中で、受け入れ態勢は万全と言えるでしょう。
具体的な未経験エンジニアの育成方法としては、入社直後に座学研修を行った後、早くも2日目から実案件に配属する実践主義です。5~6名のエンジニアチームに新人が2~3名加わる形でプロジェクトに参加し、先輩エンジニアが指導役について現場でOJTを行います。新人がつまずきやすいポイントも社内で共有し、「どう教えれば理解してもらえるか」という教育ノウハウが組織に蓄積されてきています。実務を通じて学びながらも周囲がしっかりフォローしてくれるため、未経験でも安心して成長できる環境です。
キャリアパスの幅も広く、未経験入社1年で採用業務に携わりユニットリーダーに抜擢された例や、データエンジニアのポジションで専門性を磨いている例など、本人の適性と意欲次第で様々な道が開けます。評価制度も年4回と細かく、成果に応じて随時昇給・昇格のチャンスがあります。未経験スタートだと初任給は前職次第で下がるケースもありますが、短期間で実力を付けて給与アップを実現している社員も多いようです。
採用において重視しているのは「自分の考えや意見をしっかり持っているか」という点だと、同社の採用担当者は語っています。知識やスキル以上に主体性やチャレンジ精神を評価する文化があり、「新しい技術や業務に挑戦するのを面白がれる人」と一緒に働きたいとのことです。未経験でも挑戦を楽しめる方には、アルサーガパートナーズはぴったりの環境でしょう。
さらに、アルサーガでは応募段階でポートフォリオの提出を必須としています。採用担当者によると「ポテパンキャンプ卒業生のポートフォリオは一定以上のレベルにあり非常に質が高い」とのことで、スクール経由の応募者にも期待を寄せています。実際ポテパン卒業生を含む未経験入社組は「勉強熱心で向上心の高い人」が多く、会社の文化と相乗効果で大きく成長しているそうです。質の高いポートフォリオを用意し積極性をアピールできれば、同社で活躍できる可能性は十分にあるでしょう。
株式会社Vitalize – 地方×ITで社会課題に挑む「人を育てる」企業
株式会社Vitalize(ヴァイタライズ)は、「日本を活性化する」というミッションを掲げ、ITを通じた地方創生や社会課題解決型の事業に取り組む企業です。2018年に5名で創業し、地方の衰退や少子化など様々な課題に挑戦する新規事業を次々と立ち上げています。東京本社のほか埼玉など各地に拠点を持ち、メンバーが自分のゆかりの地で働けるように支社を配置している点もユニークです。
Vitalize最大の特徴は、未経験エンジニア採用に非常に寛容なことです。新卒・中途問わずエンジニア新規採用者の約6~7割が未経験出身とのことで、毎年多くの未経験人材を受け入れています。未経験者を採用する際に同社が重視するのは「人柄」と「コミュニケーション力」です。「現時点のスキルよりも社内で円滑にコミュニケーションを取れるかを見ている」とのことで、協調性や前向きさといった人間性の部分を評価しているようです。
採用面接でも、「入社後にどんな活躍をしたいか」をじっくりヒアリングし、応募者本人も気づいていない強みを引き出して提案してくれることもあるそうです。一方的な選考というより対話を重視した面接で、お互いのミスマッチを防いでいる点は未経験者にとって安心材料です。実際、ポテパンキャンプ経由で入社したある未経験エンジニアの方も「和やかな雰囲気で自分の意見をしっかり言わせてもらえた面接で受けやすかった」と振り返っています。
入社後は約2ヶ月間の社内研修を経てプロジェクト配属となり、その後もチーム全員で新人をフォローし合う文化があります。ある小規模支店では、休憩時間にみんなで料理をしたりリフレッシュにスポーツをするなど、仕事以外でもコミュニケーションが盛んなアットホームな雰囲気とのこと。本社も含め「和気藹々」とした社風で、雑談しながらコーディングしていたり、誰かがギターを弾き始めて即興のBGMになる、なんて光景もあるようです。チームで何かを成し遂げることを楽しめる人には居心地の良い環境でしょう。
Vitalizeはオフィス出社でのチーム開発を重視しており、基本的にメンバーは対面で机を並べて働いています。拠点は本人の希望を尊重して選べるため、「地元をITで盛り上げたい」という想いで地方拠点を選ぶ社員も多いようです。地方×ITで社会課題に挑戦するプロジェクトにも携われるため、前職の経験を活かして地方創生プロジェクトで活躍する…といったキャリアも描けます。実際、人事担当者は「前職の経験を活かしてこんな活躍ができそうだと、面接の場で提案することもある」と述べており、一人ひとりの個性や経歴を尊重して役割を考えてくれる会社です。
選考プロセスは適性検査→一次(オンライン面接)→最終(対面面接)が基本で、遠方の場合は二次面接もオンライン対応するなど柔軟に配慮してくれます。最終面接はオフィスの雰囲気を見てもらう場も兼ねており、入社後のミスマッチを防ぐ工夫がされています。双方がハッピーになれる採用を目指している姿勢が伝わってきます。
未経験から挑戦する人にとってVitalizeはまさに「楽園」のような受け入れ態勢と言えるでしょう。人柄重視で仲間として迎え入れてくれる社風、手厚い研修とフォロー、そして社会的意義のあるプロジェクトに関われる醍醐味。こうした魅力から、実際ポテパンキャンプ卒業生も同社に入社し充実したエンジニアライフを送っているそうです。
ポテパンキャンプU29とは?未経験20代の強い味方
未経験からエンジニア転職を成功させるためには、独学だけでなくスクールや研修の力を借りるのも非常に効果的です。その中でも注目なのが、完全無料の20代向けエンジニア養成プログラム「ポテパンキャンプU29」です。ここではポテパンキャンプU29の概要と強み、そして未経験からの成功事例について解説します。
🔰 ポテパンキャンプU29の概要
ポテパンキャンプU29は29歳以下の若者を対象にした完全無料のオンラインプログラミングコースです。2024年末に新設された比較的新しいコースですが、その背景には「深刻なIT人材不足を若手育成で解決したい」という狙いがあります。期間は3ヶ月間で、カリキュラムにはWeb開発に必須のRuby/Ruby on Rails、JavaScriptが含まれており、最近話題の生成AI(Generative AI)にも触れられる内容となっています。オンライン完結型ですが、週次の勉強会や現役エンジニアのメンターサポートがあり、仲間と切磋琢磨しながら進められるので挫折しにくい工夫がされています。
💰 完全無料&高コスパ
一般的にプログラミングスクールは数十万円の受講料がかかりますが、U29コースは受講料無料です。これは受講生の転職成功時に企業側からの紹介手数料などで運営費用を賄っているためで、受講生自身の金銭的負担なく質の高い教育を受けられるのが大きな魅力です。実際、通常の有料コース(Railsキャリアコース)は約44万円のところ、リスキリング支援制度適用で実質16万円になるとされています。それと比較しても、無料で受けられるU29コースのコストパフォーマンスは抜群です。金銭的リスクを抑えつつ本気で学べるため、「エンジニア転職に興味はあるけど高額なスクール費用は不安…」という20代には最適な選択肢でしょう。
📈 強力な転職サポートと実績
ポテパンキャンプは転職支援が非常に充実していることで定評があります。学習中だけでなく修了後には提携企業へのエントリー支援や書類添削、面接対策など手厚いサポートが受けられます。その結果、Web系開発企業への内定率100%という驚異的な実績を誇ります。これは単に全員が転職できるという意味ではなく、転職成功者は漏れなく全員がWeb系自社開発企業に決まっているということで、質の高い就職先に導いている証拠と言えます。同スクールはその実績と社会的意義が認められ、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」にも認定されています。国からお墨付きを得ている点からも、信頼度の高いプログラムであることがわかります。
💡 実践的なカリキュラムとポートフォリオ制作
U29では現役エンジニア講師によるコードレビューやチーム開発形式の課題など、実務さながらの学習体験ができます。特に卒業課題では自分でサービス開発を行いポートフォリオを作成しますが、これが「非常に大変だが実装力が身に付く」と卒業生から評判です。ポテパンキャンプ卒業生が作るポートフォリオは、他のスクールにありがちなテンプレート的なものではなく一人ひとりが自分の作りたいアプリをゼロから形にしているのが特徴です。その分ハードルは高いものの、新しい技術や未習得のことも自力で調べて実現しなければならないため、結果としてレベルの高いポートフォリオが完成し、自走力(自ら考え学ぶ力)のあるエンジニアが育成されます。企業の採用担当者から見ても、ポテパン卒業生のポートフォリオは「一定以上のレベルで非常に高い」と評価されており、転職活動時に強力な武器となります。
🎉 未経験からの成功事例
ポテパンキャンプの卒業生は数多くのWeb系企業にエンジニアとして転職を果たしています。その中には本記事で紹介したGMOメディア、アルサーガパートナーズ、Vitalizeといった企業も含まれます。例えばアルサーガパートナーズにはポテパン卒業生出身の未経験エンジニアが複数人在籍しており、「勉強熱心で向上意欲が高い」と社内でも評判です。Vitalizeでもポテパン経由で入社したエンジニアが実際に活躍しており、人事担当者と一緒にインタビューに応じるほど会社にも満足している様子です。こうした成功事例が数多く蓄積されているのは、「未経験からエンジニアになる」というあなたの目標が決して夢物語ではないことを示しています。
ポテパンキャンプU29は、まさに未経験20代の強い味方です。無料で最新スキルを学び、質の高いポートフォリオを作成し、提携先への確かな道筋をつけてもらえるーーこれ以上ない環境と言えるでしょう。もちろん受講には相応の努力が必要ですが、「本気でエンジニア転職を成功させたい!」という熱意がある方は検討してみる価値大です。
エンジニア職の種類と求められるスキルセット
一口に「エンジニア」と言っても、分野によって仕事内容や必要なスキルは異なります。ここでは主なエンジニア職種をいくつか挙げ、それぞれの概要・適性・習得すべきスキルセットを紹介します。自分が興味を持てそうな分野はどれか、イメージしながら読んでみてください。
🌐 Webエンジニア(フロントエンド/バックエンド)
概要:WebサイトやWebアプリケーションの開発を担当するエンジニアです。ユーザーが直接目にする画面側を作るのがフロントエンド、サーバー側のロジックやデータベース処理を担うのがバックエンドです。近年はフロントとバックの両方をこなすフルスタックエンジニアも増えています。
適性:新しいサービスや便利なWeb機能を作り出すことにワクワクできる人、論理的思考とクリエイティブな発想の両方がある人に向いています。ユーザー視点を持ちながら開発できると◎。
スキルセット:フロントエンドならHTML/CSS、JavaScriptおよびVue.jsやReactなどのフレームワーク。バックエンドならRuby, Python, Java, PHP等のサーバーサイド言語に加え、Ruby on Rails, Django, Spring, Laravelなどのフレームワーク知識、そしてデータベース(SQL)の基礎が必要です。クラウド上でWebサービスを展開するためAWSやGCPなどインフラの基本知識もあるとなお良いでしょう。ポテパンキャンプU29でも主要言語としてRuby/RailsやJavaScriptを教えており、Webエンジニアとして必要なスキルの習得に注力しています。
📱 モバイルアプリエンジニア(iOS/Android)
概要:スマートフォン向けのネイティブアプリ開発を行うエンジニアです。iPhoneアプリ開発者とAndroidアプリ開発者に分かれることが多く、それぞれプラットフォームに特化した知識が求められます。
適性:スマホアプリやガジェットが好きで、ユーザーエクスペリエンスに興味がある人に向いています。画面設計や操作感など細部にこだわることが好きなタイプだと活躍しやすいでしょう。
スキルセット:iOSアプリならSwiftまたはObjective-C、AndroidアプリならKotlinまたはJavaといったネイティブ言語の習得が必須です。統合開発環境(Xcode/Android Studio)の使い方、各プラットフォームのUIデザイン指針(Human Interface Guidelines / Material Design)への理解も求められます。API経由でサーバーと通信することが多いので、Webの基礎知識やバックエンドとの連携についての理解もあると良いでしょう。モバイル分野は未経験可の求人はWebに比べやや少なめですが、需要は高いためスキルを身につければ十分チャンスはあります。
☁ インフラエンジニア/クラウドエンジニア
概要:システムが動作する土台となるサーバーやネットワーク、クラウド環境の構築・運用を担うエンジニアです。サービスの裏方として高い安定性とパフォーマンスを支える重要な役割を果たします。近年は物理サーバーよりAWS等のクラウド上での構築が主流になりつつあります。
適性:縁の下の力持ち的なポジションが好きな人、細かな設定やチューニング作業が苦にならない人に向いています。トラブル発生時にも冷静に対処できる慎重さ・落ち着きも求められます。
スキルセット:基本的なLinuxサーバーの知識とコマンド操作、ネットワークの基礎(TCP/IP, HTTPなど)、クラウドサービス(AWS, GCP, Azure)の利用スキルが中心になります。特にAWSソリューションアーキテクトなどの資格取得を目指すと理解が深まります。また、インフラ構築を自動化するIaC(Infrastructure as Code)ツール(TerraformやCloudFormation等)やコンテナ技術(Docker、Kubernetes)の知識もあると現場で重宝されます。未経験OK求人でも「インフラ運用からスタート」など比較的入りやすいポジションがあるため、コツコツ型の方にはおすすめの分野です。
🔎 データサイエンティスト/機械学習エンジニア
概要:ビッグデータの解析やAI(人工知能)モデルの開発を行う職種です。統計学や高度な数学知識も活かしつつ、プログラミングでデータ処理・モデル構築を行います。近年はDXの文脈で企業の需要が高まっていますが、専門性が高いため未経験から入るハードルはやや高めです。
適性:数学や統計の知識が好き・得意な人、大量のデータから傾向を読み解いたり分析するのが好きな人向きです。論理的思考力は必須で、地道な検証作業を積み重ねられる忍耐力も求められます。
スキルセット:データ分析・AI分野ではPythonが事実上の標準言語となっています。NumPy, pandas, scikit-learn, TensorFlow, PyTorchといったライブラリ・フレームワークの習得が必須です。また、統計学の基礎知識、機械学習アルゴリズムの原理理解も重要。データベースからデータを引き出すSQLや、ビジネス課題を理解するためのコミュニケーション力も必要です。未経験から目指す場合、まずはデータ分析の基礎(Pythonでの分析や可視化)を学んで、実務に近いプロジェクトをポートフォリオとして示せるとよいでしょう。
🎮 その他のエンジニア職種
上記以外にも、例えばゲームエンジニア(ゲーム開発。C++やUnity/C#のスキルが必要)、組み込みエンジニア(IoT機器や家電製品等のソフト開発。C言語等低レイヤ寄りのスキルが必要)、セキュリティエンジニア(システムの脆弱性診断やセキュリティ対策を専門とする)など、多様な専門職種があります。これらは高度な専門知識が求められる分、その分野に強い興味と情熱があれば未経験からでも独学で道を拓ける可能性があります。ただし求人の絶対数が多くはないため、まずは上記のWebやインフラ等の主要分野で経験を積んでからキャリアチェンジする人も多いです。
自分が「これなら興味を持って勉強できそう!」と思える分野が見つかったら、その分野の技術に的を絞って学習を進めるのがエンジニア転職成功の近道です。もちろん最初は分からないことだらけかもしれませんが、上記のような基本スキルセットを少しずつ習得していけば、未経験からでも確実にエンジニアとしての土台が築けます。
応募前に準備すべきこと:学習計画とポートフォリオ作成
未経験からエンジニア求人に応募する前に、しっかりとした事前準備を行いましょう。企業は「未経験可」とはいえ、最低限のIT知識や意欲の証明を求めています。以下に応募前に準備すべきポイントをリストアップしました。
📚 プログラミング学習の基礎固め
まずは志望分野のプログラミング基礎を独学またはスクールで学びましょう。Progateやドットインストールなどのオンライン教材で基礎文法を学んだり、入門書を1冊仕上げるだけでも違います。可能であれば先述のポテパンキャンプU29のような実践的スクールで体系的に学ぶのがおすすめです。重要なのは、「未経験とはいえある程度自分でコードを書いて動かした経験がある状態」にしておくことです。「Hello Worldすら書いたことがない」という状態で応募するのは避けましょう。
💻 ポートフォリオ(制作物)の準備:
未経験転職ではポートフォリオが何よりも物を言います。自分で作ったアプリやシステムを1つでも良いので完成させ、ソースコードをGitHub等で公開しましょう。Web系なら簡単なWebアプリ、ゲーム系ならミニゲーム、インフラ系ならAWS上に構築した環境の構成図、など形式は自由です。ポイントはオリジナリティと完成度。市販の教材丸写しではなく、自分なりの工夫を加えて動くものを作りきることが大切です。実際、アルサーガパートナーズでも応募者全員にポートフォリオ提出を求めており、それが選考の重要材料になっています。企業側に「この人はここまで作れるんだ!」と示せる作品を用意しましょう。
📝 履歴書・職務経歴書の作成
書類選考では職務経歴書に注目されます。未経験で前職が異業種の場合、「エンジニアとしての実務経験」は当然空欄になりますが、その代わり自己学習の内容や制作物、身につけたスキルをしっかりアピールしましょう。例えば「○○のスクールで××を学習中」「独学で△△というWebアプリを開発した(GitHubURL記載)」など具体的に書きます。また前職での経験も無関係に思えて、実は活かせる場合があります。プロジェクト管理経験、チームで協働した経験、問題解決力など、エンジニア職にも通じる強みは積極的にアピールしましょう。「なぜエンジニアに転身したいのか」の志望動機もしっかり整理しておくと、書類・面接両面で役立ちます。
🙋♂️ 模擬面接&Q&A準備
未経験転職では熱意と人柄が重視されるとはいえ、面接対策も怠れません。特に志望理由やこれまでに学んだこと、作ったものの説明は高確率で聞かれます。自分の言葉でスムーズに語れるよう、事前に練習しておきましょう。可能なら友人やメンターにお願いして模擬面接をしてもらい、フィードバックを受けると良いです。また、技術面接では簡単なプログラミングの質問や課題が出ることもあります。アルゴリズムの基礎(FizzBuzz問題など簡単なコーディング)や、学んだ言語の基本的な構文・概念を説明できるように復習しておきましょう。「わからないことを正直に認め、どのように解決しようとするか」といった姿勢も評価ポイントです。緊張せず、自分の想いを伝える練習を重ねておきましょう。
🤝 エージェントやメンターの活用
一人で準備を進めるのが不安な場合、転職エージェントの無料相談を利用したり、現役エンジニアにメンターを頼るのも有効です。プロの目線で履歴書を添削してもらったり、未経験OK求人の紹介を受けることで、自分では気づかなかった改善点が見つかります。ポテパンキャンプなどスクール受講中であれば、キャリアカウンセリングや企業マッチングの機会は積極的に活用しましょう。一人で悩まず、周囲のサポートを受けながら準備を進めることも大事です。
以上のポイントを押さえて準備すれば、未経験からのエンジニア転職成功率は格段にアップします。要は「私は独学でもこれだけやりました!これほどの熱意があります!」と胸を張って言える状態を作ることが大切です。そうなれば書類選考や面接でも自信を持って臨めますし、企業側にも必ず伝わります。
未経験エンジニア転職に関するよくある質問FAQ
最後に、未経験からエンジニアを目指す際によく寄せられる疑問や不安についてQ&A形式で解消します。
Q1. 29歳・30歳手前ですが、今からエンジニア転職に間に合いますか?
A1. はい、20代後半~30歳前後でも十分にチャンスはあります。ただし企業の「未経験歓迎」は概ね20代を想定しているケースが多いのも事実です。ポテパンキャンプU29も29歳以下が対象となっています。もし現在28~29歳であれば、「今すぐ行動すればギリギリ間に合う」ラインと言えるでしょう。実際に30歳目前でスクールに通いエンジニア転職を成功させた例も珍しくありません。ポイントは年齢のハンデを補うだけの熱意と努力を示すことです。例えば高品質なポートフォリオを作り込んだり、関連資格を取得するなど、「年齢は高めでもこれだけ即戦力になれます」と証明できれば採用される可能性は十分あります。また、30代に入ってしまった場合でも道がないわけではありません。例えばポテパンキャンプでは30歳以上向けの有料コース(Railsキャリアコース)も用意されており、実績を出しています。このようなコースや転職エージェントを利用しつつ、ご自身のこれまでの社会人経験を強みに変える戦略をとれば、30代からエンジニアに挑戦することも不可能ではありません。「30歳を過ぎたら絶対無理」ということはありませんので、諦めずにチャレンジしてみてください。
Q2. 未経験だと初任給や年収はやっぱり低くなりますか?
A2. 初めのうちは前職より年収が下がる可能性はあります。特に全くの異業種から転職する場合、新卒エンジニアと同程度のスタート給与が提示されるケースも多いです。しかしエンジニアは成果次第で年収アップしやすい職種でもあります。例えばGMOメディアでは、未経験入社組でも短期間で前職年収を上回ったりリーダーに昇進した人がいるといいます。アルサーガパートナーズでも年4回の評価機会で成果を出せばすぐ昇給可能です。つまり、最初の1~2年は「自己投資期間」と割り切り、その後大きくキャッチアップするイメージを持つと良いでしょう。IT業界全体で見れば30代で年収600~800万円台に到達するエンジニアも珍しくありません。スキルを積めば年収アップのチャンスは豊富なので、短期的な下がり幅より中長期的な伸びしろに目を向けましょう。
Q3. 文系出身で理系知識ゼロですが、本当にやっていけますか?
A3. 大丈夫です。 現役エンジニアの中にも文系出身者はたくさんいます。エンジニアに必要なのは「論理的に物事を考える力」と「自ら学習し続ける姿勢」であり、大学の専攻や理系科目の成績ではありません。実際、企業の採用担当者も経験や学歴より意欲やコミュニケーション力を重視すると答えているケースが多いのです。文系出身だから不利ということはなく、むしろ異なるバックグラウンドを持つことで強みになることもあります。例えば文章力やプレゼン力はエンジニアになってから活きる場面が多々ありますし、経済・法律など他分野の知識が開発に役立つケースもあります。要は本人の努力次第ですので、「文系だから…」と萎縮せず、粘り強くスキルを身につけていきましょう。
Q4. まずどのプログラミング言語を学べばいいですか?
A4. 目指す分野によりますが、Web系を目指すならPythonかRuby、またはJavaScriptあたりが学びやすくておすすめです。これらは未経験向け求人も多く、文法も比較的平易で独学しやすい言語です。実際、ポテパンキャンプでもRuby on RailsとJavaScriptを教えており、未経験から学ぶ言語として選定されています。PythonはAI・データ分析からWeb開発まで用途が広く人気ですし、Rubyは日本語情報も豊富でWebサービス開発に強い言語です。迷ったらまずPythonかRubyから始めてみると良いでしょう。一方、モバイル志望ならSwift(iOS)やKotlin(Android)、ゲーム志望ならC#(Unity)など、狙う職種の主要言語に触れてみるのも手です。大切なのは、一つの言語でいいのでプログラミングの基本的な考え方(変数・条件分岐・繰り返し・関数 etc…)を身につけること。ひとたび基礎がわかれば他の言語にも応用できますので、まずは一つ習得してみましょう。
Q5. エンジニア転職活動は具体的にどう進めればいいですか?
A5. おおまかな流れとしては、(1)自己学習/スクールでスキル習得 → (2)ポートフォリオ完成 → (3)求人探し・応募 → (4)面接対策 → (5)選考→内定となります。(1)と(2)については前述の通り計3~6ヶ月ほどかけて準備しましょう。【ポイント】在職中に転職活動する場合、学習と並行して求人情報のリサーチも早めに始めると良いです。未経験歓迎求人はタイミングが大事で、募集枠が埋まる前に動く必要があります。IT転職サイト(レバテックやGreenなど)で「未経験可」フィルター検索をかけてみたり、興味企業の採用ページを定期チェックしておきましょう。ポテパンキャンプ受講者であれば、提携求人の紹介を受けたりキャリア相談に乗ってもらえますので大いに活用してください。(3)応募書類は書き方に慣れていないと時間がかかるため、早めにドラフトを作成して添削を受けると安心です。(4)面接対策は想定問答集を作り、友人やエージェントに模擬面接を頼むと実戦力が付きます。そして(5)選考に進んだら、結果が出るまで並行して他社もどんどん応募しましょう。「第一志望だけ受けて落ちたら終わり」ではなく、複数受けて比較検討するくらいの余裕を持つと精神的にも安定します。内定が出たら提示条件を確認し、問題なければ晴れてエンジニアとして新たなキャリアのスタートです!
以上、代表的なQ&Aを挙げました。他にも「開発現場についていけるか不安」「残業が多そうだけど大丈夫?」など色々あるかと思いますが、未経験スタートであっても適切な準備と心構えがあれば大丈夫です。むしろ不安があるのは皆同じですので、一つ一つ解消しながら前に進んでいきましょう。
まとめ:未経験OK求人でエンジニアへの第一歩を踏み出そう
ここまで、未経験OKのエンジニア求人について包括的に解説してきました。IT業界の人材ニーズ増加を追い風に、20代であれば未経験からでもエンジニア転職できるチャンスは十分あります。【2025年最新版】の情報として、実際に未経験歓迎で採用している具体的企業例(GMOメディア、アルサーガパートナーズ、Vitalize)もご紹介しました。それらの企業では意欲ある未経験人材が次々とエンジニアとして羽ばたいており、今後もこの流れは続くでしょう。
エンジニアと言っても様々な職種がありますが、自分が興味を持てる分野のスキルから習得を始めればOKです。そして学習成果をポートフォリオという形で示し、熱意を持ってアピールすることが何より重要です。今回取り上げたポテパンキャンプU29のようなサービスを活用すれば、独学よりも効率的に実力と成果物を手に入れられます。実際、ポテパンキャンプからは多くの未経験者がエンジニア転職を成功させています。
未経験から新しいキャリアに飛び込むのは勇気がいりますが、「成長したい」「ものづくりがしたい」という気持ちがあるなら一歩踏み出してみましょう。IT業界は実力主義であり、経歴よりも今後の伸びしろに期待してもらえる世界です。20代の強みである吸収力と柔軟性を武器に、ぜひチャレンジを楽しんでください。
最後に、この記事を読んで「よし、自分も挑戦してみよう!」と思った方は、具体的な行動に移してみましょう。たとえばポテパンキャンプU29の無料カウンセリングに申し込んでみたり、転職サイトで未経験OK求人をリサーチしてみたり、今日からできることはたくさんあります。行動の積み重ねが未来のあなたのエンジニアキャリアにつながります。2025年はエンジニアという新たなフィールドで輝く一年にしていきましょう。応援しています!